景観にも配慮したレトロテイストのおうち

プランニングのポイント

かつて城下町だった地域のため、景観を守るため自治体景観形成ガイドラインに沿って、まちなみの景観に配慮した外観にしました。

平屋をベースに考えた間取りで、ＬＤＫから　水回りやクローゼット・寝室に直接移動することができて、家事動線もすっきりしています。
内装は、ご希望のイメージに沿って建具をオリジナルで造作したり、素朴なはだか電球が照らす造作の洗面台にしたり、どこか懐かしさを感じるようなレトロテイストに仕上げました。

玄関のモルタル仕上げの土間には、那智黒の石を　お施主様みずからひとつひとつ丁寧に埋め込んでいただき、レトロな趣を演出しています。
玄関ホールの壁のうち一面に、調湿・断熱に優れ消臭・殺菌効果も発揮する漆喰『カルクウォール』を　こちらもお施主様みずから塗って体験していただきました。

外からの視線をできるだけ気にせず、かつ上手く光を取り込めるよう　窓の位置・高さを調整しました。
リビングの窓の高さに取り付けたカウンターは、ペットの猫がキャットウォークづたいに登って、外の景色を楽しみくつろげるような工夫をしています。

ひと部屋だけ２階に設けた12畳のお部屋では大好きな音楽を存分に楽しんでいただけるよう、お手持ちのＣＤやレコードがぴったり納まるサイズの壁面収納を造作でおつくりしました。