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施工事例詳細
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ISIS 048
戸建てリフォーム
伝統の職人技とこだわりを詰め込んだ憩いの場
家づくりのご要望、目的
- 元店舗だったスペースを地域のコミュニティの場として活用したい
- 古民家とつながったスペースのため、古民家側からも中の気配が分かるようにしたい
- 外から中が丸見えにならないようプライバシーに配慮しながら、こだわりの照明がきれいに見えるようにしたい
- 洗面ボウルやミラーなど好みのテイストで妥協なくおしゃれにまとめたい
プランニングのポイント
もともとは店舗だった建物を、「ご近所さんが気軽に集まれる、地域のコミュニティの場にしたい」というお施主様の温かい想いから始まった今回のリフォーム。
お隣の歴史ある古民家とつながっているため、古民家側からも中の気配や様子がそっと伝わるよう、ガラスの開口を設けました。お互いの存在を優しく感じ合える、安心感のある設計です。
◆ 丹波の土色に魅せられた外壁ときらめく玄関土間
建物の外壁には、味わい深い土壁を採用しました。お施主様が「丹波地方の美しい土色」に魅了され、そのナチュラルで温かみのある色彩をそのまま形にしています。
お客様をお迎えする玄関の土間には、緑や赤のガラスチップをちりばめて埋め込みました。光を受けてきらきらと輝く、遊び心たっぷりの出迎えの空間です。
また、この場所は地域のお祭りの際にたくさんの人が行き交う賑やかな通りに面しています。そのため、中の様子が外から丸見えにならないよう、窓はあえて高めの位置に配置。プライバシーを守りながら、心地よい光と空気を室内に採り入れています。
◆ 職人技にうっとり。こだわり尽くした仕上げ材
一歩足を踏み入れると、そこは素材と職人の手仕事が光る上質な空間。
特に目を引くのは、まるで美しい波模様を描いたような漆喰(しっくい)の造形壁。立体的なデザインが、空間に豊かな表情とダイナミックな動きを与えています。
その壁に寄り添うカウンターには、伝統的な「研ぎ出し技法」を用いた人造石風の天板を合わせました。なめらかで独特の質感があり、空間の主役となる存在感です。
足元には無垢材の床を敷き詰め、表面に凹凸をつける「なぐり加工」を施しました。靴を脱いで歩いたときに、じんわりと伝わる木の温もりと、ぽこぽことした独特の踏み心地の良さが心まで解きほぐしてくれます。
◆ 昔の思い出を紡ぐ、建具のアイデア
新しい空間でありながら、どこかホッとする懐かしさを感じるのは、お家に眠っていた組子細工を再利用しているから。
組子細工の傷んだ箇所を直し、新しい建具へと見事に組み込みました。お家の歴史や思い出を、次の世代、そして地域へと美しく紡いでいます。
◆ 心ときめくディテールと、光と影の演出
毎日のように使う手洗いスペースも、お施主様のこだわりがぎゅっと詰まったおしゃれな仕上がりに。
シックなグレーの手洗いボウルに、上品な丸型ミラー、そしてレトロなトグルスイッチ(スイッチプレート)を組み合わせ、まるで洗練されたカフェのような雰囲気を演出しました。壁面にはデザインのアクセントとして、そして調湿・消臭効果もあるエコカラットタイルを施し、機能性にも配慮しています。
さらに、照明プランにもひと工夫。
お部屋全体を均一に照らすのではなく、間接照明を効果的に取り入れることで、「光が美しく溜まる場所」と「あえて影を残す場所」という心地よいコントラスト(陰影)を生み出しました。個性的なペンダントライトが天井や壁に映し出す繊細な影は、夜の時間をいっそうドラマチックに演出してくれます。
◆ 見えない部分の「安心」と「快適」
意匠の美しさだけでなく、地域の皆さまが長く快適に過ごしていただくための“目に見えない工夫”も徹底しています。
床下が湿気ないように通気や調湿の工夫をしっかりと行い、断熱材の選定や施工にも徹底して配慮しました。夏の暑さや冬の寒さを和らげ、一年中いつでも心地よく、笑顔で集まれる健やかな空間を実現しています。